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理学療法士の平均年収444万円は「どこで」決まっているか:年代別データで見る上がり方の構造

2026-10-19 | 年収データ

理学療法士の平均年収は、厚生労働省の賃金構造基本統計調査(令和6年)で約444万円です(出典1)。この数字を見て「低い」「普通」と感じる前に、この444万円がどこで決まっているかを見てください。年代別の数字を並べると、収入が「技術」ではなく「勤続年数」で決まる構造が見えます。

年代別の年収

年代年収(概算)
20〜24歳約341万円
35〜39歳約458万円
50〜54歳約497万円
55〜59歳約589万円
全体平均約444万円

月収約31万円、年間賞与約70万円という内訳です(出典1)。

20代前半から50代後半まで、約250万円の差があります。30年以上かけて、ほぼ一直線に上がります。これは病院や施設の給与テーブルが「在籍年数」で設計されているからです。

この構造が意味すること

年代別の上がり方が一直線だということは、次のことを意味します。

  1. 同じ職場にいる限り、収入は年数で決まる。 技術が上がっても、テーブルの外には出ない
  2. 職場を変えても、テーブルが似ていれば構造は同じ。 転職で一時的に上がっても、上がり方の傾きは変わらない
  3. 構造の外に出るには、収入の決まり方が違う働き方を選ぶ必要がある。 自費の施術、独立、技術の提供など、「時間×年数」ではなく「技術×単価」で決まる場所

ここで言いたいのは「転職しろ」でも「独立しろ」でもありません。444万円という数字の背後にある構造を知ったうえで、自分がどの構造の中で働くかを選ぶ、ということです。

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構造の中で上げる方法と、外で上げる方法

方法収入の決まり方上がり方
同じ職場で勤続年数×テーブル年に数万〜十数万円、30年で約250万円
役職・管理職年数+役職手当テーブルの上限が少し上がる
施設規模の大きい職場へ規模別テーブル平均値の差の範囲
自費施術・独立技術×単価×患者数構造が変わる。上にも下にも振れる

最後の行だけ、決まり方が違います。自費の施術では、患者が「この人に払う」と決めた金額が収入になります。技術と説明が単価を決め、年数は関係ありません。

自費で単価を決めるのは「評価を言葉にできるか」

自費の世界で単価を分けるのは、手技の数ではありません。「なぜそこを触るのか」を患者に説明でき、変化を確かめられることです。評価が言葉になっていれば、患者は納得して払い、次も来ます。言葉になっていなければ、どれだけ手技を持っていても単価は上がりません。

これは、病院の中でも同じです。評価を言葉にできる理学療法士は、患者からも医師からも指名されます。構造の中にいても、外に出る準備になります。

まとめ

次の記事では、病院・訪問・整体院・開業の働き方ごとに、収入の決まり方がどう違うかを整理します。

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出典・参考
  • 厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」(職業分類:理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、視能訓練士)の集計値。年収444万1,500円・月収31万1,400円・年間賞与70万4,700円、年代別の値:ptotst-next.com の整理 https://ptotst-next.com/pt-average-salary/
  • 厚生労働省 職業情報提供サイト job tag(理学療法士) https://shigoto.mhlw.go.jp/
理学療法士の年収と働き方ノート 編集部
株式会社藤井翔悟事務所の編集部。代表・藤井翔悟は理学療法士として病院勤務から独立し、治療家向けセミナー事業と整体院を運営しています。記事はAIの下書きを編集部が確認して公開しています。